1.2.2 脳幹性前兆を伴う片頭痛

  1. B–Dを満たす発作が2回以上ある
  2. 完全可逆性の視覚性、感覚性、言語性前兆があるが、運動麻痺(脱力)あるいは網膜症状は伴わない
  3. 以下の脳幹症状のうち少なくとも2項目を満たす
    1. 構音障害
    2. 回転性めまい
    3. 耳鳴り
    4. 難聴
    5. 複視
    6. 運動失調
    7. 意識レベルの低下
  4. 以下の4つの特徴の少なくとも2項目をみたす
    1. 少なくとも1つの前兆症状は5分以上かけて徐々に進展するか、または2つ以上の前兆が引き続き生じる(あるいはその両方)
    2. それぞれの前兆は5-60 分持続する
    3. 少なくとも1つの前兆は片側性である
    4. 前兆に伴って、あるいは前兆発現後60分以内に頭痛が発現する
  5. ほかに最適なICHD-3の診断基準がない、また、一過性脳虚血発作が否定されている
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